自己紹介

2009年・春から、僕はオーストラリアへ旅に出た。 人生初の日本以外の国でのバックパッカー生活。 言葉・文化の壁、その難しさ、そしてその素晴らしさを感じつつ、一日一日を生きた。 英語が話せないから、絵を描いた。 それを見た友達が素敵だと言ってくれた。 なんだかうれしくて、また描いた。 小学校の時に絵を描いてたときの様な気持ちで描けた。 日本から持っていったコーデュロイのパンツを農家で働くときに使ったら破れた。友達から貰った大切なパンツだったから、破れた部分にハギレを使い手縫いで直した。そして、また破れた。自分のTシャツ、友達がくれた生地、廃材の生地を使って直した。いつの間にか、パッチワークによって思い出が詰まった大切なリメイクパンツが出来ていた。 友達が、僕の髪をドレッドにしてくれた。帽子が被れなくて自分で作ってみた。そしたら、まだ話した事もなかった子から、その帽子が素敵だから同じのを作ってくれないかと笑顔で話かけて来てくれた。 旅中に使っていたマットレスを捨てることになった。もったいないから、それを使って何か作れないかと思った。そして、マットレスのスポンジとハギレを使って、パッチワークのぬいぐるみを作ってみた。 旅を一緒にしていた友達がそれをすごく気に入ってくれた。 ゼロから始まったオーストラリア二年間の旅は、その後、マレーシア、タイ、ラオス、インドと続いた。たくさんの貴重な経験をした。 すべての物創りに言えることは、自然と始まったこと。 あの時、あの場所で、あの空気の中で、あの友達に出会えたおかげで。 あの時、あなた達が僕の創ったもの、描いた絵、奏でた音を褒めてくれたとき、あなた達の笑顔を見たとき、本当に心から嬉しかった。 今、あらためて、すべての出会いに感謝します。 そして、日本に戻ってきた僕は、廃材や旅中に出会った生地たちを使って、オブジェ(ぬいぐるみ)を創っています。リメイクをしています。絵を描いています。 この手で、僕の方法で、色々なものを創ってい きます。
~Denim remake~

 order 
from Kozue

長年、履き込んだデニムを、お修理リメイクさせて頂きました。
実物を見て頂きたいくらい、
素敵な色落ち。
優しい蒼。

裏に生地をあてて、ミシンで打ちつつシンプルに、
部分的に手縫いでお修理させて頂きました。
中でも一番ダメージがきていた股下部分



花の刺繍で補強リペア


長く使われたものには、物語や思い出があるもの、
自分のものではなくても、なんだか伝わってきます。

このデニムをお直ししていて改めて思った事です。
そういったものをお直しするときは、手が進みます。


~remake bag~

思い出があって手放したくないけど
今は着ないというコートを使って、大きめのバッグを創れないかという
オーダーを頂きお創りさせて頂きました。


 コートのボタンホールの部分から
お花の刺繍を。
まだ、莟がたくさんあります。





やりがいのある作業でした。
気に入って頂けると嬉しいです。

そういえば、僕がオーストラリアでリメイク以外で一から初めて創った
ものは、拾ったものだけで創った「ぼろぼろバック」でした。
いつか、写真をお載せ出来ればと思います。


こずえさん、素敵なオーダーありがとうございました。
これからも、宜しくお願い致します。

Thanks

                                               Dai


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